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災害時に気づいた新しいメディアの可能性

9/24にアップされ、話題になっていた記事がある。

「ガジェット通信」と言えば、その名の通りiPhoneなどのガジェット情報から、ネットにおける炎上などの「事件」を報じるメディアだ。
先日の台風による「帰宅困難者問題」について、非常に示唆に富む考察をしていた。ポイントだけ下記に抜粋する。

首都圏で働く人達の最大の関心事は「電車が動くかどうか」です。早い段階で「帰りの電車は止まるでしょう」と言われてたら、出勤前に自宅待機を指示する会社も多かったでしょうし、可能なら自主的に出勤を控える人もいたのではないでしょうか。というわけで例えば

東京の鉄道運休予報 午後運休のおそれ
首都圏の鉄道は本日13時~19時の間暴風域に入るため運行をとりやめるでしょう。復旧までには時間がかかるでしょう。

みたいな予報を出せたらどうでしょう。もしかしたら今回のような帰宅時の混乱は避けられたのではないでしょうか。

思わず「なるほど!」と唸ってしまった。マスメディアや気象情報を扱うサイトでは、台風の進路や風速などの「スペック」情報は頻繁にアップデートされていた。しかし生活にクリティカルに影響する「電車が止まるかどうか」は(実際に止まるまで)ほとんど手がかりがなかった。(「止まった」から”ニュース”になるのだろうか?)

このアイデアが面白いと思ったのは、会社や取引先など、ビジネスなコミュニケーションの場で「使いやすい」ように問題が昇華されている点にある。
言葉の感じ方はそれぞれであるが、ビジネスの場で「台風が来るので休みます/自宅で待機します」とはなかなか言いにくい人も多いのではないだろうか。
一方、「電車が止まる可能性が高まっているため、自宅で待機します」は言いやすい。ビジネスの利益/不利益に表現が一歩近付いているからだろう。

さて、災害時のメディアと言えば、nanapiだ。311以降、何か災害のようなものがあれば必ずTwitterとFacebookでnanapiにアクセスするようにしている。
311の際の対応は素晴らしく、アーカイブから「オフィスで地震にあったときの対処法」や「50km先の自宅まで徒歩で帰るための心得」のような、正に今必要としている情報がどんどん流れてきた。

また、台風直撃の9/21は、Twitterの検索ウィジェットをまとめて各線のツイートが一覧画面で把握できるページがソーシャルメディア上で出回っていた。
参考:東京メトロ

電車の運休予報にせよ、nanapiのライフレシピにせよ、各路線のツイート集にせよ、行動に直結して役に立つ情報だった。
電車の運行情報は、それこそテレビでも散々報じていたが、私が今これから乗る路線は動いているのか、駅の様子はどうなっているか、十分使いやすい形で提供されているとは言いがたい。
こうした新興メディアが発信する「actionableな情報」と、従来マスメディアが提供していた情報は何が異なるのだろうか?また、「actionableな情報」を提供するためには何が必要だろうか?災害以外にも通用するものとなりうるだろうか?

今のところ、運営者のセンスに頼っていたり、ニッチなオンラインメディア以上のサービスではないだろう。しかし、災害時に顕在化する明確な情報ニーズと、現状メディアによる供給とのアンバランスさに、新しいメディアの可能性を感じずにはいられない。

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Posted By nshoji

5 Responses to “災害時に気づいた新しいメディアの可能性”

  1. ブログ更新: 災害時に気づいた新しいメディアの可能性 http://t.co/RoySy3Bz

  2. watanabe hideko より:

    ブログ更新: 災害時に気づいた新しいメディアの可能性 http://t.co/RoySy3Bz

  3. RT @nshoji: 災害時に気づいた新しいメディアの可能性 http://t.co/RoySy3Bz

  4. ブログ更新: 災害時に気づいた新しいメディアの可能性 http://t.co/RoySy3Bz

  5. 桑高裕喜 より:

    「台風が来るので自宅待機します」はいいにくいけど「電車が止まる可能性が高まっているため、自宅で待機します」は言いやすい http://t.co/yArauoMU 確かにね

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