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PRパーソンのための冬読書のススメ

Twitterで読んだ本の感想や、オススメを紹介すると意外に反応が良いので、今年読んだ本の中から勝手に選んでみました。
正月休みに読書の計画を立てている方の参考になれば幸いです。

今年は忙しくて十分に読書の時間が取れなかったものの、メディアマーカーを見返してみたら70冊くらいは読んでいたようです。
その中から、一応、PR/広告/マーケティングや、メディア関係者、それらの業界に興味がある学生さんを対象にしますが、せっかく時間があるということで、PRや広告、マーケティングコーナーにはあまり置かれていない本を中心にしたいと思います。

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

〜この本はIT系の人たちのバイブル的な本なので、PR関係者が手に取ることはあまりないと思います。が、「クラウド時代のプレスリリース」のあり方について非常に重要な示唆を与えてくれる本です。
著者のポールグレアムという人は、アメリカでYahooショッピングの元となったプログラムを開発した人で、当時「ASP」と呼ばれる仕組み=ソフトウェアそのものがユーザーの端末ではなくサーバーに置くシステムの先駆けでした。
その基本的な考え方が、現在では「クラウド」と呼ばれるサービスに発展していくのはご存知の通りですが、プログラムがユーザーの手元ではなくサーバーにあるので、日々の小さなアップデートや改良、メンテナンスと、新機能・新サービスの境界線が非常に曖昧になってきます。
ここでPR担当者にとっての課題は、「日々新機能が追加されバージョンアップが行われるサービスについて、いつ”プレスリリース”を打つべきか?」というもの。新しいパッケージが出る訳でもないし、目に見えた改良がない場合もある。この本では、ポールグレアムの実際のエピソードが皮肉交じりに語られています。
PRの仕事が、どうしてCommunity Managerのようなものになっていくのか、その片鱗に気づかせてくれる本でもあります。

パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則

〜IT系の本ばかりですが、もう一冊名著をご紹介。一方的な情報発信と、コミュニティの違いのひとつは、「ユーザーの自発的な参加」にあります。ではどうしたらユーザーが参加してくれるのか、全体としてコミュニティを形成するにはどうしたら良いかを考えていたときに出会った本がこの本です。
(WEB上のバーチャルなものではなく)実際の「コミュニティ」≒街づくりについて、研究しまくった「建築家アレグザンダー」を紐解き、WIkiや複数人でのソフトウェア開発とのつながりを明らかにしていくものです。
今、PR担当者は、FacebookやTwitterなど、「WEB上」で、どうやってコミュニティを作り上げるか試行錯誤していると思いますが、実際のコミュニティ研究からも多くのヒントが得られるでしょう。

予想どおりに不合理

〜有名な本なので、すでに読んだ方も多いと思いますが面白かったので紹介。「行動経済学」ブームの立役者と言われているダン・アリエリーがその火付け役となった本。人間は「合理的」に経済的利益を追求すると考えられていた「常識」を、いくつものユニークな実験で吹き飛ばしてしまうのがこの本の読み所。ソーシャルメディア上では、寄付や情報の共有など、経済的利益に直結しない行動が多く見られますが、それらを読み解くヒントがあるかも知れません。
ちなみに、ダン・アリエリーのTEDのプレゼンテーションも紹介します。面白いと思ったら、この本も楽しめるはずです。

「オバマ」のつくり方 怪物・ソーシャルメディアが世界を変える [単行本(ソフトカバー)]

〜「あらゆるロックミュージシャンはビートルズの影響を受けている」ように、アメリカのあらゆるマーケターはオバマ選挙の影響を受けています。(言い過ぎ?) そういう意味で、海外の事例研究の際の背景情報としては非常に良い本だと思います。他の「オバマ本」との違いは、「現場担当者が見たストーリー」として書かれている点で、お話しとしても読みやすいし、CommunityをManageしていく上でのTipsが満載、PR担当者が実践で参考にできるものも多いでしょう。
ちなみに、著者のラハフ・ハーフーシュさんは、当時インターンとしてオバマ選挙に参加、この本をきっかけに(?)、現在はダボス会議のスタッフとして働いているそうです。正にアメリカンドリーム。

3時間で「専門家」になる私の方法

〜お馴染みのITジャーナリスト、佐々木 俊尚の著書の中で個人的に最も「使える」本。「専門家」(かっこつきの)になる、という本そのものの目的も十分に参考になりますが、(リサーチの順番として)

1. 日経テレコン
2. ブログ
3. 2ch

という、情報の「確からしさ」と「深さ」を軸に、各々のメディアの特性を分析している部分にこそ、この本の真骨頂がある気がします。この本を読めば「2chはデマばかりで使えない」という画一的で不毛な議論から抜け出すことができるでしょう。

まだまだたくさん良書があるので、反応が良ければ次回に続くということで。

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Posted By nshoji

12 Responses to “PRパーソンのための冬読書のススメ”

  1. PRパーソンのための冬読書のススメ http://bit.ly/hOaJUX

  2. Kyoko Kato より:

    広報のなんとか、っていうハウツー本じゃないところに好感が持てます RT @nshoji: PRパーソンのための冬読書のススメ http://bit.ly/hOaJUX

  3. メモ。RT @kyocorin: 広報のなんとか、っていうハウツー本じゃないところに好感が持てます RT @nshoji: PRパーソンのための冬読書のススメ http://bit.ly/hOaJUX

  4. asthetik より:

    チェック!ダン・アリエリーのTED動画おもしろかったです!とりあえず今度本屋行った時に全部立ち読みしてみます。次回も楽しみにしてます♪ RT @nshoji: PRパーソンのための冬読書のススメ http://bit.ly/fgtmVc

  5. RT @kyocorin: 広報のなんとか、っていうハウツー本じゃないところに好感が持てます RT @nshoji: PRパーソンのための冬読書のススメ http://bit.ly/hOaJUX

  6. MM_morishita より:

    RT @kyocorin: 広報のなんとか、っていうハウツー本じゃないところに好感が持てます RT @nshoji: PRパーソンのための冬読書のススメ http://bit.ly/hOaJUX

  7. Yusuke Inaba より:

    オバマの作り方は積ん読になっていたので読もっと。RT @kyocorin: 広報のなんとか、っていうハウツー本じゃないところに好感が持てます RT @nshoji: PRパーソンのための冬読書のススメ http://bit.ly/hOaJUX

  8. 『パターン、Wiki、XP』の紹介多謝!「PRパーソンのため」、PR/広告/マーケティング、メディア関係者、学生さんを対象としたブックガイドとのことです→ http://bit.ly/g9WIKZ ありがたい。

  9. クマムラゴウスケ より:

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  10. gosuke より:

    RT @nshoji: PRパーソンのための冬読書のススメ http://bit.ly/fgtmVc

  11. RT @gosuke: RT @nshoji: PRパーソンのための冬読書のススメ http://bit.ly/fgtmVc

  12. こちらこそ、記事ご紹介ありがとうございます! @eto 『パターン、Wiki、XP』の紹介多謝!「PRパーソンのため」、PR/広告/マーケティング、メディア関係者、学生さんを対象としたブックガイドとのことです→ http://bit.ly/g9WIKZ ありがたい。

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